膝の内側が痛い原因は?半月板・靱帯・鵞足など痛む場所から解説【つくば市】
はじめに|膝の内側の痛みで困っていませんか?
「歩いていると膝の内側が痛くなる」
「階段の上り下りで膝の内側が痛む」
「スポーツで膝をひねってから痛みが続いている」
このような膝の内側の痛みで悩んでいる方は少なくありません。
ただ、一言で「膝の内側が痛い」といっても、痛みが出ている場所や原因はさまざまです。
膝の内側には、半月板や靱帯、筋肉からつながる腱など複数の組織があります。
また、年齢とともに関節に変化がみられる場合もあります。
そのため、膝の内側の痛みを考えるときには、単に痛む場所だけを見るのではなく、
「内側のどこが痛むのか」「どのようなきっかけで痛くなったのか」を確認することが大切です。
この記事では、膝の内側に痛みが出る主な原因や、それぞれの特徴、
当院でどのように身体の状態を確認しているのかについて解説します。
「膝の内側」といっても場所はさまざま
膝の内側には、半月板や靱帯、筋肉からつながる腱など、さまざまな組織があります。
同じ「膝の内側が痛い」という症状でも、実際にどのあたりが痛むのかによって考えられる原因は異なります。
例えば、
膝の関節のすき間付近
→内側半月板や関節そのものが痛みに関係していることがあります。
膝の内側に沿った部分
→内側側副靱帯(MCL)などが関係していることがあります。
関節より少し下の内側
→縫工筋・薄筋・半腱様筋の腱が集まる「鵞足(がそく)」と呼ばれる部分があります

このように、まずは「内側のどこが痛いのか」を細かく確認することが、
痛みに関係している組織を考えるための手がかりになります。
ただし、痛む場所だけで原因を決めることはできません。
いつから痛いのか。何をして痛くなったのか。どのような動きで痛むのか。
これらも合わせて確認することが大切です。
① 内側半月板が関係する痛み
半月板は、太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨)の間にある組織で、
膝にかかる衝撃をやわらげたり、関節を安定させたりする役割があります。
半月板のうち、膝の内側にあるものを「内側半月板」といいます。

内側半月板を痛めると、膝の内側の関節のすき間付近に痛みを感じることがあります。
スポーツなどで足をついた状態から膝をひねったときに傷めることもありますが、
明確なケガがなく、加齢による半月板の変化を背景に症状が出ることもあります。
そのため、内側の関節付近に痛みがある場合には、痛む場所だけでなく、膝をひねったなどのきっかけがなかったか、曲げ伸ばしやひねる動きで症状がどう変化するかなども確認します。
また、半月板を損傷してしまうと、膝が引っかかる感じや動かしにくさなどがみられる場合があります。
② 内側側副靱帯(MCL)が関係する痛み
内側側副靱帯(MCL)は、膝の内側で大腿骨と脛骨をつないでいる靱帯で、
膝が内側に入りすぎないように支え、関節を安定させる役割があります。

スポーツ中の接触や転倒などで、膝の外側から内側へ強い力が加わったときに傷めることがあります。
内側側副靱帯を傷めると、膝の内側に痛みや腫れが出たり、押したときに痛みを感じます。
そのため、膝の内側に痛みがある場合には、
- ぶつかった・転倒したなどのきっかけがあったか
- 膝の内側のどの部分を押すと痛むのか
- 膝に外反方向の力を加えたときに痛みや不安定感がないか
などを確認します。
特にスポーツや転倒後に強い痛みや腫れ、不安定感がみられる場合には、
靱帯損傷の程度を確認するため、必要に応じて整形外科での検査をおすすめすることもあります
③ 鵞足部(がそくぶ)が関係する痛み
鵞足は、膝の関節より少し下の内側にある部分です。
ここには、太ももから伸びてくる3つの筋肉の腱が集まって付着しています。
ランニングやスポーツなどで繰り返し負担がかかったり、
これらの筋肉の緊張が強くなったりすると、鵞足周辺に痛みが出ることがあります。

特徴として、関節のすき間よりも少し下に痛みが出ることが多いです。
そのため当院では、膝の内側が痛い場合に、
- 痛む場所が関節のすき間なのか、その少し下なのか
- 鵞足周辺を押したときに痛みがあるか
- 縫工筋・薄筋・半腱様筋などに強い緊張がないか
- 股関節や膝の動きによって負担がかかっていないか
などを確認します。
痛みが出ている鵞足部だけを見るのではなく、
そこにつながる筋肉や身体の動きまで確認することが大切です。
④ 変形性膝関節症が関係する痛み
変形性膝関節症は、加齢などに伴って膝の軟骨や半月板などに変化が起こり、関節に負担がかかりやすくなる状態です。
歩き始めや立ち上がり、階段の上り下りなどで痛みを感じたり、進行すると膝の曲げ伸ばしがしにくくなったりすることもあります。

ただし、ここで大切なのは、「膝の内側が痛い=変形性膝関節症」とは限らないということです。
レントゲンで関節の変形がみられても、その変化だけですべての痛みを説明できるとは限りません。
そのため当院では、変形の有無だけではなく、
- 膝の曲げ伸ばしがどの程度できるか
- 太ももなどの筋肉に強い緊張がないか
- 股関節や足関節が動いているか
- 立ち上がりや歩行などで膝にどのような負担がかかっているか
なども確認します。
痛む場所だけでなく「きっかけ」も確認します
膝の内側の痛みを考えるときには、どこが痛むのかだけでなく、
どのようなきっかけで痛みが出たのかも大切な情報になります。
例えば、スポーツ中に膝をひねった、転倒した、膝の外側から強い力が加わったなど、
明確なきっかけがある場合には、半月板や靱帯などを傷めている可能性も考えます。
一方で、
- 「特にケガをした覚えはない」
- 「少しずつ痛くなってきた」
- 「最近、歩く時間や運動量が増えた」
という場合もあります。
このような場合には、筋肉や腱への繰り返しの負担、関節の動き、身体の使い方なども確認していきます。
また、歩き始め・階段・しゃがむ・方向転換など、
どのような動作で痛みが出るのかによっても確認するポイントは変わります。
まとめ
膝の内側の痛みといっても、原因は一つではありません。
膝の内側には、内側半月板・内側側副靱帯・鵞足部などがあり、変形性膝関節症によって内側に痛みが出ることもあります。
そのため、痛む場所だけで判断するのではなく、どのようなきっかけで痛くなったのか、どのような動きで痛むのかなども合わせて確認することが大切です。
また、膝は股関節と足関節の間にあります。
そのため膝だけでなく身体全体の動きを確認することも重要です。
当院では、痛みが出ている場所や身体の動きを確認し、一人ひとりの状態に合わせて施術を行っています。
膝と股関節・足関節の関係や、膝の痛みを考えるうえで大切なポイントについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
👉 「膝の痛みの原因とは?痛む場所と股関節・足関節との関係を解説【つくば市】」
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